雑筆(短歌)

『茂吉再生―生誕一三〇年齋藤茂吉展―』神奈川近代文学館

6月6日(水)。 会場が少し遠方なのであきらめかけていたのですが、「行くならあげる」と知人がチラつかせてくれた招待券に飛びついて、急ぎ出かけました。○印象的な話ばかりだったけれども、とりわけ身に染みたのは、茂吉の歌との出会いの話だ。(以下引…

変化

メモです。自分の中で規範が定まらないことがいろいろあって戸惑う。近頃とりわけそう思うのは、「変化」について。例えばおなじ小説とか詩歌とかを読んでいても、明治期の人、大正期の人については、一生涯のなかでの作風の「変化」を好ましく受け止めて読…

「短歌研究」六月号特集「100年前の啄木を検証する」

「短歌研究」6月号の特集「100年前の啄木を検証する」を面白く読んだ。 石川啄木については、今でも、だれでも、何かしら思うところがあり、思うことができるように改めて思った。特に共感するところがあったのは、嵯峨直樹さんの「時代はかわったのかー…

角川「短歌」座談会についてのメモ(断片)

角川「短歌」2012年3月号の座談会「3・11以後、歌人は何を考えてきたか」については、私が少し垣間見ているだけでも、その後さまざまな場所で言及されていて、インパクトの大きな記事だったことがわかる。忘れないうちに、拙いメモをいくつか。○世代Ⅰの人た…