題詠Blog2013☆006〜010

 GOLDEN TICKET
チョコレート工場行きのチケットだ四月の定期券はぴんとして(006:券)
カメラ屋に別売りレンズ並びおりひとつひとつが位相を帯びて(007:別)
ハーブティー飲んだ瞬間椎の葉を食べさせられた過去がよぎった(008:瞬)
テーブルのポットにカミツレが揺れて君と草原を歩きたい(009:テーブル)
おしえてあげないよ、と言ってみる履歴書の賞罰欄に「なし」と書きながら(010:賞)